私は、約10年間、公立小学校の教員として働いていました。特別支援学級の担任をした経験もあります。
子どもたちと毎日過ごす中で、強く感じていたことがあります。
最適解を教えれば、できるようになるわけではない。
教えることは、そんなに甘くない。
宿題をしてこない子に、「大人になった時困るよ」「帰ったら遊びにいく前に宿題をしなさい」と最適解っぽいことを教えても、それが実行されることはほぼありません。
学習の理解度はどうか。宿題の難易度は合っているか。宿題に取り組める環境はあるか。兄弟の様子はどうか。
いろいろな角度から原因を探り、仮説を立てて、それに合った手立てを打つ。効果があるかは、やってみないとわからない。
お金の相談でもまったく同じだと思っています
貯蓄ができずに困っている方に
「家計の無駄を減らしましょう」「ふるさと納税を活用しましょう」「NISAと iDeCoで運用しましょう」
最適解かもしれませんが、それを伝えただけで、不安が解消されたり、実際に行動できるわけではありません。
今のままで老後資金は足りる? 子どもの教育費に困ることはない? NISAとかしないと将来困る?
いろいろな角度から不安の原因を探り、その人に合った手立てを打つ必要があります。効果があったかどうか、定期的に振り返ることも重要です。
「最適解を教える」のではなく、「最適解を一緒に探す」。それが、大切だと思っています。